千年温泉の都市伝説


千年温泉には都市伝説があります。日々お店にいると、色々な話を聞くので飽きることがありません。

①幸せカエル伝説

お店をリニューアルした頃、女の子のお客様に

「前のお店にいたカエルさんの置物はどこにいったんですか?」

と聞かれたので

「露天にいますよ。」

と答えたら

「あの、カエルさんに触ると良いことがあるんですよね!」

と言われました。えー、そうなんですか?そんな、店の者も知らなかった千年温泉の幸せな都市伝説。その後、気になってカエルをちょいちょい触っていたスタッフが、「お菓子の応募券で吉本新喜劇のチケットが当たりました。きっとカエルの御利益に違いない!」と報告してきました。皆さんもカエルに触ってみたら小さな幸せが起こるかも?!

②髪の毛が黒くなる伝説

露天風呂には黒湯の源泉が出てくる蛇口があります。ある日スタッフが露天風呂につかっていると、その蛇口から黒湯を桶に入れて修行僧のように頭からかぶっているお客様がいました。

「冷たくないですか?」

と聞くと

「この黒湯をかけてたらね、髪が黒くなってくるのよ。ふふ。」

と、おっしゃったそうです。黒湯の温泉にはそのような効能はないと思われます。これも、また千年温泉の都市伝説。その後も、黒湯をかぶっているお客様を目にします。

③カエルとたぬき深夜の散歩伝説

千年温泉の露天風呂には、幸せカエルと信楽焼のたぬきの置物がいるのですが、そのカエルとたぬきが時々移動しています。奥の方にいたカエルが、ある日岩の上に乗っていました。

「あれ?」と思って店の者に

「移動した?」

と聞くと、誰も触っていないといいます。

「えー、あのカエルとたぬきって、夜中に散歩しているんじゃない!」

とスタッフみんなで大騒ぎ。その後もカエルとたぬきが別々の所に置かれていたり、並んでいたりする度に、

「あの二匹、ケンカしたね。」

「どうやら仲直りしたね。」

とウワサしあっています。カエルとたぬきが夜中に散歩している千年温泉の都市伝説。

真相はたぶん、お客様が移動されているものと思われますが。